自己紹介

大久保 貴子


大久保 貴子(おおくぼ たかこ)
第21回国家資格キャリアコンサルタント試験合格(2022年)。
鹿児島県出身。
中高一貫女子高教諭、映像編集マン、私立大学職員、愛知県内の公立高校に常駐するキャリアコンサルタントとして活動後、現在はフリーのキャリアコンサルタントとしておひとりさま支援について考えるオンラインカフェを主宰。

 

趣味は、写真撮影、京都めぐり、お茶会めぐりなど。

 

「国家資格キャリアコンサルタント」を目指した理由

私には、この資格取得を目指した理由が2つあります。

 

1つは【キャリア教育】です。

21年間、大学生と関わる中で、自己肯定感が低くなっている大学生が増えていることを実感するように
なりました。
また、親に言われて教員免許を取得する学生もしばしば見られました。
そのような学生は、本来の自分の意思とは違うことを“させられている”ため、結局は潰れてしまい、
教員免許も取得できないまま卒業したり、専攻の勉強にも中途半端な関わりをしてしまったために、
目標を達成できないまま大学生活を終えるような結果になったりしていました。

 

 

~これは、学生本人にとっても、親御さんにとっても不幸なことなのではないか。
大学入学前の進路選択をする段階、あるいはもっと早い義務教育の頃から、
本人が自分の強み、良さをしっかり見極めた上で進路選択し、
もし親御さんと意見が違ったとしても、親御さんに自分の意思をしっかり伝え、
説得できる強さを持ってほしい。私はそのサポートをしたい。~

そうした思いから、国家資格キャリアコンサルタントの資格取得を目指そうと考えるようになりました。

 

 

もう1つは、【癌患者さんの治療と就労の両立支援】です。

私は、2011年2月に子宮体癌と卵巣癌のダブルキャンサーで手術を受けました。
術前に肺塞栓と下肢血栓も見つかり、そんな中での手術でしたので、その頃はかなり身体が弱っていたと思います。
自分自身が自分を大事に扱っていなかったことを反省し、それ以来、きちんと病院通いをして、必要な検診を受けるようになりました。
手術当時は大学に勤めていましたが、半年間仕事をお休みさせていただき、療養生活でしっかり自分を休め、その後同じ職場に復帰できました。
私はしっかりお休みさせていただける職場環境で恵まれていましたが、世の中にはそのような環境になかったり、本人が仕事をあきらめて退職してしまったりするケースが多いことを後から知り、驚きました。

 

 

~今は2人に1人は癌に罹患する時代なのに、本人が仕事をあきらめたり、職場が癌サバイバーに仕事をさせることを躊躇したりするのは現実的ではないのではないか。
子育て世代のパパやママの仕事をみんなで補い合うように、癌サバイバーも社会全体でサポートしあうのが当たり前の世の中になってほしい。
癌サバイバーである私だからできることがあるのではないか。~

そうした思いも後押しし、この資格取得を目指しました。

 

おひとりさま支援へ

2024年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した2020年~2050年の将来推計によると、今後世帯の単独化が進み、2033年には平均世帯人員が初めて2人を割り込むそうです。単独世帯の割合は、2020年に38.0%であったのに対し、2050年には44.3%になると推計されています。2025年には6人に1人強が一人暮らしという「ソロ社会」が到来し、特に50代以上の一人暮らしが増えると言われています。

 

 

~たとえ今家族がいても、家族の中で最終的に生き残った人は「おひとりさま」になってしまうので、自分で自分のことを考え、判断力のあるうちにこれからの「おひとりさま」について考えていく必要があるのではないか。~

そのような思いから、2024年4月にオンラインでおひとりさま支援について関心のある方々が気軽に集えるサロンをオープンしました。
月に一度開催し、これまでにデジタル終活やエンディングノート、老後の資金問題など、その月ごとにテーマを決めて皆さんでお話ししています。
今後はリアルイベントも計画中で、「おひとりさま」が明るくのびのびと自分らしく生きられるソロ社会をみんなで目指していきたいと考えています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。